二年前、学校の授業は簡単すぎる、通信教育の教材も簡単すぎる、と息子が言い出し、中学受験ではなく公立高校受験に備え、塾選びを始めました。まず試しに名進研の中学受験コースの説明会に参加しました。そこで公立と私立の差を知り、驚きました。主人も私も公立出身でしたが、当時と今では状況は変わってきている事が分かりました。一緒に参加した息子も、目指せ、東海中学校!となり、名進研での受験生活が始まりました。

名進研の入会テストの結果、JA最後列からのスタート。名進研のレベルの高さを実感しました。息子も奮起し、次の名進研の実力テストで、所属校JAで全科目一位を取り、JSに昇格しました。それから二年間、名進研の授業はとにかく集中し、名進研の宿題も着実にこなす生活を続けました。勉強は名進研で、家ではのんびり、というスタイルでした。受験間際まで、好きなテレビ番組を見たり、ゲームをしたり、マンガを読んだり、とにかくガリ勉とは程遠い生活でした。学校の部活サッカー部も最後までやめずに頑張りました。主力選手ではなかったので、練習や試合を休む事も多かったですが、それでも卒業まで続けていた事は、私も意外でした。息子にとっては、家での、のんびりタイムや部活で良い気分転換ができたのだと思います。勉強に対して嫌になったり、スランプに陥ったりする事なく、淡々と名進研通いを続け、JSと俊秀をキープしました。

私が勉強を教える事は、ほとんどありませんでしたが、何回かアドバイスをしました。五年生の時、名進研の実力テストでケアレスミスが多かったので、一緒に結果を分析し、ケアレスミスによる失点が二十点位ある事を指摘し、その二十点が得点に変われば、成績優秀者に名前が載るかも!と励ましました。限られた時間に多くの問題を解くので焦りもあり、うっかりミスが発生するので、家で国語の文章題と算数の応用を一日一問ずつ、名進研のテキストなどを使って、時間を限って解く方法を教えました。六年生で歴史が始まり、暗記に苦労していたようなので、単語帳やチェックペンの活用を勧めました。私が二年間の勉強の中で教えたのは、それだけです。あとは体調管理に気を付ける事ぐらいです。

親のできる事は、限られています。淡々とマイペースに名進研で勉強していた息子ですが、時々ストレスがたまる事があるのか、些細な事が原因で大泣きする日もありました。そうなると勉強も中断され、私も少々焦り苛立ちましたが、気の済むまで泣かせていました。小学五・六年生の子供にとって、名進研での受験勉強は楽しいだけではなく、心の負担もかなりあったのかもしれません。でもそれを乗り越えられたのは、名進研の先生方のご指導や、名進研で出会えた多くの友達のおかげだと思います。受験を終えた今、名進研はもちろん、すべての事に感謝の気持ちで一杯です。四月から晴れて東海中学校生となります。