大切なことは
中学一年生の前期の僕は、テストも内申点も全てにおいて平均の人間だった。大きな目標もなく、このまま適当な高校へ進学しようと思っていた。
そんな自分を変えた出来事がおきたのはその年の夏だった。父に岐阜工業高等専門学校のロボットコンテストの動画を見せられたのだ。僕は強い興味とあこがれを抱いた。そして、その気持ちが岐阜高専に入るという目標へと次第に変化した。
目標を設定した僕は、自然と着実に、そしてひたむきに努力することができた。名進研に入ったことで家で勉強しなくても点数がとれるようになった。授業をきちんと聞いて挙手発言をすることで内申点もとれるようになった。しかし、多くの失敗も経験することになった。今の自分のままで志望校に受かるのだろうか。何度も自問自答を繰り返した。
特に、試験が終わってから合格発表までの期間は地獄のようだった。僕は推薦だったが、他の学校とは違い、推薦でも落ちてしまうことが多く、とてつもないプレッシャーが僕に押し寄せてきた。そんな姿を見た名進研の先生は、自分の全力を尽くしたのだから気にするなと声をかけてくれた。僕にとってそれは大きな心の支えとなった。
合格の通知を受けた僕は、そこが校長室であるにも関わらず叫んでしまった。自分のやってきたことが一気に報われたんだと、大きな達成感を得ることができた。
自分の言いたいことは三つ。
一つ目、まずは一つの大きな目標を立てること、自分のしたいことは何か、身の周りを見てみるとそれが分かってくるのだ。
二つ目は、諦めないことだ。自分が今やっていることは必ず未来の自分の為に役に立つ。その意識をもって欲しい。
三つ目、これを読んでいる受験生のみんな‼不安やプレッシャーに押し潰されるな‼負けるな‼自分を信じろ‼絶対に明るい未来が待っているぞ‼