2018.11.19
私立中学受験
2018年11月9日(金) に南山中学校 男子部・女子部の先生をお招きし、弊社社員の前でそれぞれ男子校・女子校の魅力についてお話をしていただきました。
まずは、南山中学校男子部 広報 岡野先生 「男子校の魅力について~南山男子の教育を通じて」
南山中男子部の中学一年生にアンケートを取ったところ、圧倒的多くが男子校に入学して「楽しい」「校舎がきれいで快適」など肯定的な意見を述べているそうです。
男子は女子に比べると発達が違う、幼稚なところがあると思われているかもしれませんが、男子校では色々やってくれる女子がいないので自立するのが早いと思う。また、小学校の時より深い友人付き合いをする時期に男同士で腹を割って話せる、一生の友人というかけがえのない財産を得られるのではないかというお話でした。
生活面においても、女子の目を気にすることなく思う存分好きなことができる。例えば好きなアニメのキーホルダーをバッグに堂々とつけることができたり、男子ならではの爆発力や楽しむことへの集中力、団結力があるなど、男子校ライフを満喫している様子がうかがえました。好きなことへの集中力が高い男子にとっては、まさに理想的な環境であるように思われます。
学習面も同様に、学習により深く集中できる、分け隔てなく教えあったり、いい意味での競い合い、ライバル意識があったり、楽しむ時と真剣な時の切り替えができことが特徴です。探求ゼミでは生徒たちだけで考えを深めることができるというのも南山中学校男子部の良いところなのだと思いました。
一方、男子校のデメリットもありました。「さみしい」「彼女ができない」 年頃の男子のリアルな声でした。 それでも入学して少したつと「意外と彼女が欲しくなくなる」そうです。
続いて、南山中学校女子部 広報 原田先生 「女子校の魅力について~南山女子の教育を通じて」
南山中女子部ではカトリックミッションスクールとして「人間の尊厳のために」を教育理念に掲げています。そんな女子部では学習もそうですが、すべての教育活動はカトリックミッションスクールとしての建学の精神に基づいています。
まず学習の特徴としては、
・中学段階で高校の学習内容を先取り。
理系が3分の2を占めているそうです!まさに「リケジョ」の集まる南山女子ですね。
・英語は中学3年間は1クラス40名を2つに分けて英会話の授業を行います。
校内で英語のスピーチ大会があり、大変盛り上がるそうです。
・理科、社会、国語など、授業以外でも学びの場を設定しており
京都御所や、養老山へ山歩きへ行ったりもします!楽しみながら学べるイベントですね。
南山中女子部には女子ならではの地道にコツコツ勉強する生徒が多く、小テストの取り組みもよく行っているとのことでした。女子部では担任が学年団ごと持ち上がるシステムではなく毎年変わり、多くの教師と触れ合うことができます。
生活面においては、男子の目を気にせずのびのびと過ごす様子が印象的でした。短髪にして思いっきりサッカー等の部活を楽しんでいる生徒たちもいるとのことでした。また、多くの生徒がリーダーとして活躍できる場が用意されていて、掃除ひとつにもリーダーをつくるなど、リーダーシップが養われる教育がなされている様子でした。
文化祭や合唱大会など行事ごともたくさんあり、中でも全世界の人たちと尊厳を認め合って交流を盛んに行ったり、海外学習では毎年イタリアへ行くとのことでした。
最後に卒業生からのお手紙の紹介があったので、こちらでもご紹介したいと思います。
「学生時代、私の取柄って何だと思いますか?と先生に質問したところ、あなたがあなただから、と言われました。母親になった今、1歳にもならない何もできない息子ですが可愛くてしかたありません。この子がこの子だから愛しい、と思うことができます。」
わたしがすばらしいのは、わたしがわたしだから
あなたがすばらしいのは、あなたがあなただから
どのような人もかけがえない人
この手紙に南山中学校女子部の教育理念がよく表れていますね。