「まさかの知らせに２度泣いた合格発表」

Q.南山中学男子部を目指した時期と理由を教えてください

中学受験を決めたのは、小学5 年生の冬です。習い事の友達が中学受験の勉強をしていて、興味を持ったからです。母がいろいろ調べてくれて、南山男子は部活動がさかんだと知りました。とてもいい学校だと思い、第一希望に決めました。
6年生のときに南山男子の体験授業に行きました。先生方のカリキュラムがとてもユニークで面白く、こんなに楽しく授業を進めてくれる学校はほかにないと感じました。それから、英語学習にも力を入れているところも、いいと思いました。将来、絶対に英語を話せるようになりたいと思ったからです。 クラブ活動も豊富で、生徒が主体となって活動しているところが気に入りました。校舎も自然に囲まれていて、落ち着いた雰囲気でよかったです。この環境で勉強できたら、精神的な面でも成長できると思いました。

Q.受験勉強で大変だったこと、つらかったことをどのように乗り越えましたか？

ぼくが名進研に入ったのは小学6年生の春で、みんなよりも遅いスタートでした。入会テストが難しくて、最初は名進研にも入れませんでした。２回目のテストで先生が結果を分析してくれて、算数の計算ミスが多いことがわかりました。先生は「計算ミスは、何度も練習すれば改善できるから大丈夫」と励ましてくれました。3回目のテストでミスを減らし、やっと合格しました。
授業はまじめに聞いていましたが、僕は内気な性格で先生に質問ができませんでした。一生懸命頑張らないと南山男子は難しいことは解っていましたが、最初は授業についていくのも大変でした。母がよく先生に連絡して、分からないことや、授業の悩みを相談してくれました。先生は僕を気づかって、よく声をかけてくれました。授業に慣れてくると、自分から質問できるようになりました。授業に追いつくために、できるだけ早めに自習室に入りました。遅くまで残って宿題と復習をして、遅れを取り戻すよう努力しました。

Q.苦手対策や志望校対策はどのようにしていましたか？

プレ中学入試の合格判定はいつも20％未満で、南山男子のレベルにはほど遠かったです。テストを受けるたびに、何度も心が折れそうになりました。とくに算数の点数が上がらなくて、苦労しました。
名進研の先生は、基本問題を繰り返し解くことをアドバイスしてくれました。基本を忠実に勉強する方法に変えてから偏差値も少しずつ上がってきました。秋から過去問を解き始めて、間違えた問題に似た問題をたくさん解きました。だんだん傾向がわかるようになって、過去問が解けるようになりました。最後のプレ中で合格判定が20％〜50％になって、自分が伸びていると思いました。合格判定が低くても、「南山男子にどうしてもいきたい！」という強い気持ちで、最後まであきらめませんでした。おかげで入試本番では、ずっと苦手だった算数で自信を持って解けました。

Q.受験勉強をする中で楽しかったことはどんなことですか？

楽しかったのは、日曜講座の志望校別特訓です。講座では入試問題の内容が多く、テストで問題が解けた時や、志望校の合格ラインに近づけた時は自信になりました。できなかった問題は、見直しに時間をかけました。理解できた時は達成感がありました。

Q.名進研でよかったと思うことはどんなことですか？

先生の授業はとても面白くて、説明も丁寧で、いつもやる気を引き出してくれました。難しい問題でもチャレンジして、「絶対この問題を解いてみせる！」という気持ちになりました。
自習室で遅くまで勉強して帰るとき、先生方が駅まで見送ってくれました。いつも冗談や面白い話をしてくれました。緊張感や疲労感がとれて、「明日も頑張ろう！」という気持ちになりました。先生方が僕らのために遅くまで頑張っていることが、とてもうれしかったです。「絶対に志望校を勝ち取って、先生方に合格の報告をしたい」と、心の中で思っていました。

Q.南山男子に合格したときのことを教えてください

合格発表の日、郵送で結果が届いて通知を見ると、不合格でした。
やれるだけのことは精一杯やって悔いはなかったのですが、大粒の涙があふれてずっと泣いていました。両親は「結果はどうあれ、これまでの努力は人生において無駄にはならない。この先どんな難題があっても、乗り越えられる力が身についているはずだ」と、励ましてくれました。
それから数日後に、南山男子から１本の電話をいただきました。まさかの繰り上げ合格の連絡でした。びっくりして「夢かもしれない」と思いました。頬っぺたをつねったり、頭をたたいたりしましたが、夢ではなかったのでよかったです。家族全員でおめでとうのハグをして、２度目の大泣きをしました。
先生に連絡して、「奇跡が起きて南山男子に合格しました」と伝えました。先生は「これは奇跡ではなく、実力で勝ち取ったんだよ」と言ってくれました。５点以内のボーダーラインだったかもしれないと言って、先生も大喜びしてくれました。中学受験を頑張った１年間を振り返ると、いろんな困難がありました。でも、絶対にあきらめず、頑張れたことが、最高の結果につながりました。

Q.中学校での目標や、将来の夢があれば教えてください

僕は野球が好きなので、入学したら野球部に入りたいと考えています。チームスポーツなので、友達をたくさん作りたいです。小さい頃からピアノも習っていたので、吹奏楽部にも興味があります。

お母さま:受験勉強をスタートした時期が遅かったので不安でしたが、先生は「たくさん勉強すれば大丈夫」と前向きに励ましてくださいました。子どもは「解説が面白くてわかりやすい！」と授業を楽しみ、目標に向かって勉強に打ち込んでいました。模試の結果が悪くてもあきらめない強い気持ちが、合格につながったと思います。中学校では友達をたくさん作って勉強や部活動に励み、明るく楽しく過ごしてもらえればと思います。