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フキダシ

南山中学校男子部
2024年度 入試情報・偏差値・
受験対策・合格実績

コンパス ノート・筆 地球儀 三角定規 分度器 バスケットボール フラスコ

南山中学校男子部の2024年度 入試情報

定員 約200名男子校
※内部進学者を含む
入試日程 2月3日(土)
出願手続き 1月9日(火)〜18日(木) ※インターネット出願
入試科目
時間/配点
算数 60分/200点
国語 60分/200点
理科 50分/200点
社会 50分/200点
偏差値 55
※偏差値=名進研プレ中学入試M80偏差値(合格可能性80%以上)
面接の有無 なし
調査書の提出 なし
受験料 13,000円
合格発表日 2月4日(日)郵送
入学手続き 2月8日(木)13:00まで

南山中学校男子部の2024年度 入試対策

算数

例年通り、記述、コンパスを用いた作図やグラフを利用した問題が出題された。
また、昨年度より会話文形式の問題が出題されるようになり、問題文が長文化してきているため、読解力と最後まで丁寧に読んでいく集中力が必要となっている。

国語

2023年度では、記述問題は合計2問出題された。記述する文字数の合計は約140字だった。
自分の意見や体験を書く自由記述問題も出題されているので、文章内容を具体的に言いかえる記述対策が必要である。

理科

小問数の変化はないが、1つの大問の中で様々な単元から出題されることもある。
計算問題の割合が高く、条件が細かく指定されていることもあるため、条件チェックが必須となる。
また、知識問題においては時事も含めた幅広い知識が必要である。

社会

以前は長いリード文からヒントを導き出して解答する問題や、初見の資料やグラフを用いた問題が多く出題されていたが、2022年度以降は、設問が短くなり、基本的な知識で解く問題が中心となっている。
例年、学校の教科書内容からの作問も多いため、学校の教科書本文や図版などもしっかり見ておくことが重要である。

南山中学校男子部の2023年度 入試結果

定員と倍率

募集定員 志願者 受験者 合格者 実質倍率
約200名 784名 624名 217名 2.88倍

(募集定員は南山大学附属小学校からの内部進学者を含む)

合格者平均点

算数 国語 理科 社会 合計
124.3点
/200点
146.2点
/200点
135.2点
/200点
153.9点
/200点
559.7点
/800点

南山中学校男子部の2023年度 出題形式

算数

出題数は大問数7、小問数20でした。

出題単元の内訳は 計算2、割合と比1、和と差4、速さ2、規則性2、場合の数2、平面図形4、立体図形3 でした。

国語

出題数は大問数3、小問数32でした。

出題単元の内訳は 論説文10、物語文8、漢字10、言語文法4 でした。

理科

出題数は大問数5、小問数50でした。

出題単元の内訳は 動物の分類・こん虫・植物のつくり・季節と生物・生物その他13、時事問題・月・太陽・星・惑星8、気体の性質・分類・ものの溶け方14、てこ・ばね8、火山・地層・化石7 でした。

社会

出題数は大問数4、小問数62でした。

出題単元の内訳は 地理19、歴史32、公民4、時事7 でした。

南山中学校男子部の概要

沿革

昭和7年  カトリック神言修道会神父ヨゼフ・ライネルス博士により、
     ミッションスクールの旧制中学として創立
昭和22年 新制南山中学校設立
昭和23年 新制南山高等学校設立
平成29年 新校舎完成

教育目標

●キリスト教精神による教育
 人間は神から与えられたかけがえのない価値をもっている、というキリスト教的世界観を教育の基本としている。
 生徒が人間の尊厳を理解し、時間と場所を越えて変わることのない真理と道義を会得するように努めている。

●6ヵ年一貫教育
 一貫した教育方針のもとに生徒の自主勉学の気風の助長に努め、また一学年が少人数のため、生徒各人に徹底した学習指導と生活指導ができる。

●国際的視野の育成
 国際的視野をもち、人類愛を実践できる人間の育成を特に重視している。
 国際コミュニケーションの一つの手段として、英語教育を重んじている。外国人教師が専従し、英語を通して国際的感覚を育てる機会が与えられている。

交通アクセス

〒466-0838
愛知県名古屋市昭和区五軒家町6番地

TEL:052-831-6455

地下鉄「いりなか」駅より徒歩約3分

公式HP

https://www.nanzan-boys.ed.jp/

南山中学校男子部の学費

●入学金         20万円
●授業料         月額39,500円
●育友会(PTA)・生徒会費  月額2,000円

南山中学校男子部の合格体験記

希望を捨てるな!!

 皆さんこんにちは。僕は四年生から名進研に通い、南山中学校などに合格した人です。もしよかったら、参考がてらにアドバイスを聞いてもらえればと思います。

一、受験を決めた理由
 僕は最初は、友達がいる公立の方が良くない?と思っていましたが、高校受験では、英語や通知表が良くないと入れないらしいので、先に受験をすることにしました(どっちでも大変なものは大変)。

二、がまんしたもの
 僕は、三つがまんしたものがあります。それは習い事、友達、ゲーム(?)です。習い事は全てやめました。友達とはだんだん一緒に遊べる時間が減っていきます。ゲームは一応減らしました。

三、学習方法(一番大事)
 僕は入会したてのころは、算数で8点をとったことがあります(ヤバすぎ)。
 では、そんな僕の現在は?

 国語…得意‼
 けっこう本読んでいたのでなんとかなりました。皆はサカナ(サーパス・要)をちゃんとやろう‼

 算数…この科目さえなければ……。
 みんなちゃんと基本をやって初心にもどろう。計算トレーニングも忘れずに。

 理科…まあ悪くない
 ちゃんと暗記するとこは覚えておいて、計算問題も基本はとれるようにしよう‼

 社会…超得意
 社会は最後の最後まで磨こう。

 最後に
 僕は名古屋中に完全敗北してもうダメだと思いました。でも完全に切りかえて、力を出し切ることができました。あなたも力を蓄えて出すことができたら絶対受かります。最後まであきらめず出しきってください‼

一日のために

 僕は、南山中学校男子部に合格しました。この体験記では、いままで僕が行ってきた学習の仕方を一科目ずつ紹介していきます。

 まず一つ目は算数です。僕はとにかく算数が苦手だったので、全てをやろうとせず、特に苦手なところを中心にして勉強をしていました。そして、塾では演習がありますよね。その演習で忘れてはならないのは、直しです。僕は、どんな宿題よりも直しを先にやっていました。その理由は、演習は直しをするために行うものだと思っていたからです。それに直しをしないと同じ問題をまた間違えてしまうので、直しは優先して、やると良いと思います。

 そして二つ目は国語です。国語のポイントは自由記述です。南山中男子部では、必ずと言ってよいほど自由記述が出題されます。そのため日頃から、自由記述の問題を解いたりするとよいです。そして、自由記述は配点が高いので試験では先に解くのもアリです。

 そして三つ目は理科です。理科のポイントは、とにかく図を書くことです。日頃の宿題で図を書くのはめんどうくさいかもしれませんが、分からない問題の量が減ったり、覚えやすくなったりするので是非ためしてみてください。

 そして最後は社会です。社会では自分は、漢字ミスが多かったので、ノートに三回ずつ書いたりして覚えていました。そして、社会はとくに問題数が多いので、正しいものか誤っているものか、線を引いて条件チェックをすることが大切です。そしてプレ中学入試や入試で使えることも言っておきます。それは、テストなどでよく出されるグラフや資料を見て、正しいものなどを記号から選ぶ問題や、記号の文章が長い問題では、出題者はなるべく難しくしたいと思うので、意外と最後の記号が答えということがよくあります。そのような問題は、記号を後ろから見ていった方がよいと思います。

 では、最後にすべてにおいてやった方が良い勉強法を紹介します。それは時間を計ってやることです。自分がちょっとキツイかな、くらいの時間でやることが大切だと僕は思います。

心を開いて教えを求めれば、学ぶ力が100人力に

 皆さんは、テストで悪い点数を取ったとき、分からないことがあったときに、自分の中にしまいこんだり、なかったことにしたりしていませんか? 不安なときに、独りで気持ちを抱え込んだりしていませんか? 実は僕も、学習の中で、そんな経験をしました。

 しかし、これでは、いつまでたっても自分の殻を破れませんし、とてももったいないことです。僕は、この問題に気づき、運よく考えを改めることができたおかげで、一気に成果も上がり、何より気持ちが楽になりましたので、この体験記の中で、解決方法と、学習に明るい気分で取り組む、とっておきの方法を皆さんにご紹介したいと思います。

 僕は、六年生の初め、先生や両親に、自分の書いたノートを見られるのがとても嫌でした。授業中は、解いている姿を見られないように、ノートを手で隠しながら解いていることもありました。なぜかと言うと、「分からないこと」「できない自分」を他人に見られることが恥ずかしかったからです。

 その時に、救いだったのは、先生がノートを見せないようにしている僕の姿から、僕の不安を感じ取ってくださったことです。先生は、僕に優しく、「先生がノートを見るわけ、それは、解き方などからその子の問題点をつかんで、もっと楽に解けるようにアドバイスするためであること」を語ってくださいました。

 また、親からは「自分から、解いたものを見せに行こう。たとえ、結果が正解だったとしても、解いた跡や、計算メモ、国語読解で書き込んだ線やマーク、書き直しの跡などを見てもらえたら、もっと良い方法を教えてくれるよ」「分からないことがあれば自分からどんどん質問に行くといいよ。」と教えてもらいました。そして、教えてもらいに行くときは、「この問題が解けません」ではなく、「どこで詰まった、どこまではできた、あるいは、解答書の説明はわかるけれど、こんなの思い浮かばない」というような、自分の考えた事や気持ちもそのまま伝えるように教わりました。

 僕は、恐る恐る、言われたことをやってみたのですが……驚くほど、気持ちが楽になりました。分からないことは恥ずかしくなくなったし、今までは「分からないものをどうしよう」というマイナスの気持ちを抱えていた時間が、「教えてもらったものを後で自分でも試してみよう」というプラスの気持ちに変わりました。

 もうひとつ、自分をオープンにする取り組みとしてやったことが、「自分の学んできたことを説明する習慣」です。僕は、今日、塾でやったことを帰りの移動中の10分間で「どんな内容を学んだか」「得手不得手などの感想」などを、毎日親に話すようにしていました。授業が終わった瞬間は分かったつもりでも、たかだか数十分後でさえ、説明できないことがとてもよくあるものです。親には、「ツッコミ役」をしてもらい、僕の説明で分からなかったことに対して次々と質問が飛んできます。これによって、僕は、「わかったつもりであったこと」「分かっていなかったこと」などがわかるようになり、その部分を、間違い直しで考えたり、翌日に先生に質問したりしました。また、この取り組みを始めてから、話をまとめる力がついたような気がします。はじめの頃は一日の授業内容を説明するのに30分以上かかっていましたが、三カ月も続けると、だいたい10分くらいで要点を説明できるようになってきました。

 また、過去問は、自己学習することが多いのですが、得点や内容にかかわらず、先生に報告をしていました。〇×や得点だけでは見えてこない、時間の使い方や、得点の積み重ね方など、答案を見てもらうことでしかもらえないアドバイスが手に入ります。また、テキストのどこをやり直せばよいのかなど教えていただくと、間違えた後に自分の力が伸びていることを実感できるので、自信もつきます。

 僕は、受験を通して、合格と共に、「学びを得るためには、心をオープンにすることが必要だ」ということを学びました。まわりには、自分を支えてくれる多くの人の知恵と経験があります。そして、何より、僕たちのことを、「せいいっぱい成長してほしい」と心から願ってくれています。その力を自分のものにするために必要なことは、自分自身が「もっと良くなりたい」と思う意思だと思います。漢字で言えば「聞く」のではなく「聴く」ことだと思います。

 皆さんも、心をオープンにしてみてください。
 学習のことだけでなく、不安なこと、学校での出来事や友達のこと、なんでも話せると、とても心が軽くなり、学習の方にも気持ちが集中しやすくなります。

 後へ続くみなさんも、僕自身も、もっともっと、明るい気持ちで、それぞれの目標に向かって取り組めるように、お互いに頑張っていきましょう。名進研の仲間であるみなさんが、素敵な成果を出してもらえるのをお祈りしています。